歯をきれいにするクリーニング
歯のクリーニングとは、簡単にいうと汚れを落とし、歯をきれいにする処置です。
この「歯のクリーニング」は、歯科医院によって施術内容が異なります。
当院の「クリーニング」は、お口の専門家である歯科衛生士がスケーラーと呼ばれる専用器具を用いて、歯垢(プラーク)や歯石、着色汚れ(ステイン)を除去していきます。ステインの付着が多い場合は、事前にジェット水流で着色汚れを落とすジェットクリーニングを行う場合があります。
歯にこびりついた歯垢や歯石は、見た目に問題が出るだけでなく、むし歯や歯周病の原因になります。歯のクリーニングを定期的に行うことはむし歯や歯周病の予防に繋がり、軽度~中度の歯周病の改善にも非常に効果的です。
当院では、通常のクリーニング時にも歯周ポケット内の歯垢や歯石の除去を行っていますので、歯周病の初期治療としても効果的です。
歯の表面のクリーニング
お口の中の汚れは、歯垢(プラーク)、歯石、着色汚れ(ステイン)などがあります。むし歯や歯周病の原因になるこれらの汚れをきれいにするのがクリーニングです。
歯垢(プラーク)
- 歯に付着した細菌とその細菌が作り出した塊
歯石
- 歯垢が石灰化して固まったもの
着色汚れ(ステイン)
- たばこのヤニや、コーヒー・紅茶などの色素が沈着したもの
唾液検査
当院では、唾液検査によるむし歯や歯周病リスクのチェックをする検査を行っています。
従来の唾液検査は結果がわかるまでに時間がかかったり、解析結果が患者様には理解しにくいといった欠点がありいました。
しかし、当院が導入している唾液検査は従来よりも結果が早くわかり、解析結果も非常にわかりやすい唾液検査の機器を導入しています。
お口のケアが大切なのは誰もが理解していることです。しかし「行動」ができない方がほとんどです。
なぜ行動できないのかというと、「口腔内環境が悪くなった時に起こることがイメージできない」ことや「現在の口腔内環境を正しく把握していない」ことが挙げられます。
当院では、解析データやその解析データに基づく未来のリスクをお伝えし、患者様に「お口の健康の大切さ」をお伝えしています。
ご自身のお口に対しての意識が変われば、ご自宅でのケアもしっかり行えるようになり、再発しない生活習慣を得ることができます。
セルフケアには限界があります。。。
毎日のブラッシングをしっかり行っていれば、むし歯にならないのでは?とお考えの方も多いと思います。確かに毎日のご自宅でのケアはとても大切ですが、それだけでは大切な歯をむし歯や歯周病から完璧に守ることはできません。歯科医院に定期的に通い、PMTCやフッ化物歯面塗布(フッ素塗布)、ブラッシング指導などのプロによるケアが非常に大切です。
正しいご自宅でのケアと定期的な歯科医院でのケアを組み合わせることで、むし歯や歯周病を徹底的に予防することが最良の治療です。
PMTC|プロフェッショナルケア~
PMTCとは、歯科医院で行われる専門家による歯のクリーニングです。専用の器具を使用して行われるため、歯ブラシでは磨ききれない磨き残しや、磨くことができない部分、歯と歯茎の隙間である歯周ポケットまで、徹底的にお口の中をきれいにすることができます。また、PMTC後の歯は汚れの再付着がしにくくなります。
歯を削るわけではないため、もちろん痛みはありません。むしろ、歯がツルツルになってお口の中が心地よくなります。汚れを落とすことで、歯本来の白さを取り戻す効果もあり、エステ感覚でむし歯や歯周病の予防もできる一石二鳥の方法です。
お子様をむし歯から守る診療
シーラント
歯を削ることなく、むし歯になりやすい奥歯の溝をプラスチックで埋める予防方法です。
フッ素塗布
歯の表面のエナメル質を強化します。
1年に3~4回程度、定期的に塗布することで効果を持続します。
感染源の除去
お母様や、周りの大人の方などのお口を定期的に検査、メンテナンス、PMTCを行うことで清潔に保ち、お子様への感染を予防します。
フッ化物歯面塗布(フッ素塗布)で予防
歯科医院でのみ使用が可能な高濃度のフッ素を塗布します。
むし歯は、お口の中のむし歯菌が糖分を餌にして、歯を溶かす「酸」を出すことで起こります。
フッ素を定期的に歯に塗布することで、歯質が硬く、酸に負けない強い歯になります。
これに加え、低濃度フッ素配合の歯磨き粉を継続的に使用することで、再石灰化を促進したり、酸の発生を抑制することが期待できます。
高濃度と低濃度のフッ素塗布を併用することで、むし歯予防の効果がより高まります。
歯みがき指導(ブラッシング指導)
歯垢の染め出しの結果を元に、ブラッシングの癖を改善し、ご自身できちんと汚れを落とせる正しいブラッシング方法を指導します。患者様のお口の状態に合った歯ブラシの選び方や、フロスや歯間ブラシなどの使い方も指導いたします。